包茎や早漏、インポ等の泌尿器の悩みを解決!「泌尿器の悩み相談室」

●●●インポ・EDの悩み●●●

◆インポの原因

 インポ(ED)は、その原因によって、大まかに「心因性」と「器質性(身体性)」の二種類に分類されます。また、治療法もそれぞれ変わってきます。それぞれの原因や特徴は以下のとおりです。

心因性ED

 不安や緊張、人間関係のストレスなどの心理的な要因や、鬱病や神経症といった精神疾患などの要因によっておこるインポのことです。こういった心因性EDの場合には,かかりつけの医師等に相談し、カウンセリングを受けるのが良いでしょう。


器質性ED

 神経系や循環系、内分泌関係などの身体的な要因や、高血圧や心不全、糖尿病や動脈硬化などの成人病に多く見られる兆候、喫煙などの要因によっておこるインポです。その他にも、直腸癌や前立腺癌といった性器付近の癌の手術なども、器質性EDを引き起こす原因になると言われています。また、向精神薬などの薬物が原因となってEDになるケースも少なくありません。


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混合型ED

 心因性EDと器質性EDの両方の要因からなるEDです。器質性EDになった不安から心因性のEDが併発する場合もあれば、その逆のケースや、様々なケースがあります。
 混合型EDは、原因の特定がしにくいため、通常の器質性EDや心因性単独型EDよりも治療しにくく、治療をするのは大変です。まずは落ち着いて、医師にゆっくりと相談してみてください。


◆インポの治療

 医療機関でEDの診察を行う際には、まず問診から始まります。その際に使用される問診表は、概ね次の5つの質問に分類できます。

1.勃起を維持できる自信の度合い
2.性的刺激による勃起で挿入可能な硬さに勃起した回数比率
3.性交中、挿入後の勃起維持をできた回数比率
4.性交中、性交終了まで勃起を維持する困難性
5.性交を試みて、満足に性交できた回数比率

 上記の質問に対し、1〜5点の5段階で点数を付け、合計点数が21点以下だった場合に『EDの疑いあり』といった診断結果になります。ただし、この問診結果は目安の一つであり、本人が満足に性生活を送れていない場合には、点数に関係なく「EDである可能性あり」という診断結果になる場合があります。
 また、問診の際には上記の質問の他にも、喫煙や飲酒、持病や服用中の薬品など、様々な質問がなされ、それによってさらに要因を絞っていく形になります。そして、血圧、心電図、血液検査などの精密な検査を受け、EDかどうか、またその要因などを確認してから治療を行うことになります。


 EDであると診断された場合、まずは服薬治療が開始されることでしょう。EDで悩む人たちの7割以上の方は、服薬治療のみで治っています。加齢からくる精力減衰によるEDや、心因性のEDの場合、ほとんどがこの服薬治療を行っています。
EDの服薬治療で主に服用されるのは、「バイアグラ錠」と「レビトラ錠」、「シアリス錠」がもっとも一般的です。


 薬剤治療が行えないケースや、薬剤治療を行ったけど効果がないケースでは、「カウンセリング」による治療、「男性ホルモン治療」などを行います。
 どれも異なるメリットとデメリットがあるのでそれぞれ自分にあった治療法であるか、医師に確認してみてください。